【理科のコツ】地震

今回は地震について学習していきましょう。地震は有名ですよね。なんでかというと、日本は地震大国だからです。

プレートが原因でグラグラ揺れるという事は聞いた事ありますか?そもそもプレートとは何?という所ありますが、シンプルに言うと岩石の板です。それがいっぱいあって、その板の境目の所にちょうど日本があるんです。だからめちゃくちゃ日本は地震が多いです。逆にいうと、このプレートの上にドンッと乗っかっているアフリカ大陸では滅多に地震は起こりません。大きい地震は特にないです。なので、そういうのも地図とかで見ておくといいと思います。

まず地震に関するキーワードで絶対押さえて欲しいのが、ここです。


これなんていうか知っていますか?
震源(しんげん)です。

揺れの源です。要は、地震ってどうなっているかというと、プレートという板の上に僕たちは住んでいます。プレートの上に海、水が乗っています。

これがズズズズッと、こうやって下に沈んでいきます。

そうすると、ある程度の所でボインッて戻らないですか?このブルブルの揺れが地震です。そのブルブル、ズズッて揺れた場所のポイントを震源と言っています。ここから揺れのエネルギーがモアモアモアと波紋のように広がっていくんです。

という事は、この震源に近いようなイとかアとかは結構揺れ大きくないですか?ちなみに震源の真上のポイントを震央と言ったりしますが、そこまでは覚えなくていいです。ここからホワンホワンホワンと広がっていくから、一番遠いオとかは結構揺れ弱めです。アとエは半径的に大体同じぐらいの距離ですね?イは一番大きそうですよね?近ければ近いほど揺れは大きくて、遠ければ遠いほど揺れは小さいです。

だけど、これ勘違いしないで下さい。例えばアとエで、先生これ同じ距離だからアとエは同じ揺れじゃないですか?と思うかも知れないけど、地盤の硬さによって揺れ方が違います。マンションとかでもそうですよね?1階2階に住んでいる人と比べれば、こっちはあんまり揺れないけどこっちの上層階の人は結構揺れますよね?場所場所によって揺れ方が違うというのは感覚的にも分かりますよね?だから硬い地盤の上に乗っかっている場合にはあんまり揺れないけど、埋め立て地みたいな所では結構揺れたりして液状化なんていう災害も起こったりもしています。覚えて欲しいキーワードは震源、そして近ければ近いほど揺れるというこの感覚だけもっておきましょう。

そして大事なキーワードがこちらです。マグニチュード震度です。この違いは絶対押さえておきましょう。マグニチュードって何?というと、揺れ、地震によって発せられるエネルギの尺度です。地震の規模と言ったりもします。じゃあ深度は何か?揺れの大きさです。揺れの程度です。何が違うんでしょうか。だってエネルギーはでかければでかいほど揺れるじゃないですか、と思うと思います。シンプルに地震の規模と揺れの大きさと思っておいて下さい。

どういう事かというと、マグニチュードはエネルギーだから地震によって決まっています。例えばここに100万のエネルギーでドーンってやったか、10万のエネルギーでドンってやったか、5のエネルギーでトンッとやったかです。このエネルギーがマグニチュードです。よくMなんていうふうに表記されます。マグニチュード7とか結構大きい地震です。じゃあマグニチュード9と言ったらどっちの方が大きいと思いますか?もちろん数字がでかい方が大きい地震というのが分かりますよね?ちなみにマグニチュードが2上がるとエネルギーが1000倍になります。やばくないですか?これはイメージです。地球があって、マグニチュード7がこのぐらいでしたよ、と言ったらそれの1000倍です。やばくないですか?だからマグニチュードが2上がると相当でかくなるという事です。これは地震のエネルギーです。震度は揺れの大きさ、程度なので、場所場所によって違うという話です。揺れている具合です。

ちなみに、10段階で評価しています。1、2、3、4、5、6、7、8、9、10じゃないです。震度0、1、2、3、4で、5弱、5強、6弱、6強、7です。なんで5と6だけ弱と強にするのかと思うかも知れないですが、これは災害の目安みたいな所で、震度5という事は救急車何台、消防車何台来て下さいという目安だったんです。だけど、震度5の中でも壁が崩れる震度5もあれば、壁が崩れない震度5もあって、ここを区分けするかという事で、一応震度5の中でも弱強、6も弱強と分けています。7はもうMAX警戒レベルだから7以上を作る必要性はないです。という事で、これは雑学ですが10段階で揺れの程度を表現しているんだ、という事は押さえておきましょう。

続いて押さえなきゃいけないのは揺れ方です。地震というのは皆さん経験あると思いますが、最初にちっちゃい揺れがきてそのあとにばかでかい揺れがくるというのは経験ありますか?生活していて、あれ?揺れてない?揺れてない?え、揺れてる?あ、ほんとだ揺れてる、みたいなの経験あると思います。最初なんかカタカタカタカタっていっていたと思ったら急にウワンと揺れますよね。実は波の種類が違うんです。という事で、これは押さえておきましょう。

震度計といって、振り子みたいなのがあります。これが揺れると、ウーンってなって、大きい揺れになるとワーみたいになります。そういう揺れの震度計があります。それでこんなようなのが出てきます。

よくテストの問題になる図です。最初の方、アからイの区間は、なんかピクピク揺れ出しています。この最初の揺れの事を初期微動と言います。まんまです。初期微動です。ちなみに英語ではプライマリーウェイブとちょっとかっこつけていうので、P波と書いてあるテキストも多いです。

じゃあ次です。ドハーッて揺れてないですか?このドガーンと揺れているのはもちろんメインの揺れという事で、主要動と言います。ちなみに、2番目にくる波という事でセカンドリーウェイブでS波と書いてあるテキストも多いです。P波とS波という事ですが、ちなみにこの波のスピードは1秒間にS波だと4、5キロぐらいです。ちょっと遅めです。S波の方が遅いのは分かりますか?先に来ているからP派の方が早いです。P波に関しては多分秒速8キロぐらいあります。6、7、8キロぐらいです。もちろん4キロぐらいの時もあるので、ざっくり言うとです。ざっくり言うとこっち側も5キロメートル毎秒ぐらいです。1秒にですから凄い速いです。なので、先の初期微動をパーンと関知して地震速報と流している訳です。主要動に備えようという事です。

この問題って速さ系の問題に絡まっていきます。だから算数でもちゃんと速さの計算をチェックしておいて欲しいです。この初期微動短いですよね?もうちょっと震源から離れた場所、例えばオとかだったらP波はピューッと先に来ます。だけどP波が過ぎ去ってから遅れてS派が来るから、ここの間隔、アとイの感覚が長ければ長いほど震源から離れた遠くにいるという事は分かりますか?P波とS波はよーい、ドンと一緒に発生するから徐々に差が生まれます。徐々に差が開いていくから、このぐらいの短さだったら近場だけど、もうちょい初期微動が長くなってくると遠くの、震源から離れた距離にいるなというのがなんとなく判断出来ないですか?これを計算してどこだ?みたいな問題になっていきます。なので、算数で学習している速さの計算が出来ないとこういった所でつまずいたりもするので、理科だから覚えればいいんでしょ、という覚えるだけのゲームではございません。ちゃんと速さ計算というのもやっていきましょう。

という事で、押さえて欲しいキーワードいくつか表現しました。我々は地震大国の日本に住んでいますので、津波とか土砂崩れ、崖崩れとかそういった災害というのもありますので、そういったキーワードの部分も押さえながら学習を進めていくようにして下さい。

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