【理科のコツ】火山と火成岩

今回は火山と火成岩について見ていきましょう。火成岩って聞いた事ありますか?皆が見ている石ころのほとんどはこいつです。もちろん堆積岩もあります。実は前回というか前の動画の方で堆積岩という、押し潰して出来た石ころがあると言ったと思います。見てなかったら見てみて下さい。実は、石ころの大半が火成岩というやつです。堆積岩か火成岩です。

この火成岩には実は2種類あって、深成岩火山岩があります。この深成岩と火山岩を合わせて火成岩と言います。ややこしい名前ですね。なんで火深岩と言わなかったんでしょうね。そこは謎です。


実はここのポイントスライドでは結構小学校の問題というか、中学受験では花こう岩や玄武岩がもうほとんどです。
安山岩もワンちゃん出てくるみたいな感じですが、中学ではこの6種類を覚えさせられたりもするので、これぐらいちょっと見ておくと余裕があっていいと思います。

実は覚え方があります。【新幹線は借り上げ】みたいな覚え方があります。なんやねん、新幹線借り上げてって思うでしょ?

深成岩は、しんか、花こう岩、せん、せんりょく岩が、は、「は」って言っているけどはんれい岩です。借り上げ、りゅうもん岩、安山岩、玄武岩です。玄武岩にいけばいくほど黒っぽいです。じゃあ言い方を変えれば、花こう岩の方が白っぽいです。このような特徴があります。こういった特徴をちょっと押さえていって欲しいと思います。だけど、どうやって押さえたらいいですか?暗記すか?というと、実は特徴を考えれば余裕です。

どういう事かというと、そもそも火成岩というのはマグマが冷え固まって出来た岩石です。マグマを知っていますか?地球の中はおしくらまんじゅう状態で熱々です。そうすると、ここの石ころというのが解けちゃいます。この地面の石ころくんたちが、おしくらまんじゅうされ過ぎて熱々でドロドロで溶けて、しかも海水がこれプレートって地震の仕組み分かるかな?このプレートと言う板の上に僕たちは乗っかっています。岩石の上です。この海洋プレートがズズズズズッとこうやって下に沈み込んでいきます。そうすると、こっち側が引っ張られてバイーンと戻ります。下敷きを押していった感じです。このビーンが地震です。また地震の時にも言います。そうすると海水がここにザバザバに入っていきます。あれ?熱々の場所に海水が入っていくという事は蒸発して水蒸気になっちゃいますよね?という事は、ここはガスいっぱいです。しかもマグマでドロドロに溶けたのがいっぱいです。

要は、炭酸水、コカコーラ的なものを振ってプシュッと開けたらプワッて出るでしょ?それと同じで、ここのガス爆発も出たいんです。もう振った状態でパンパンの状態だからです。だから、地面の柔らかい所はないか、地面の柔らかい所はないかといって柔らかい所見つけた、モコモコモコモコ、ドッパーン!です。こんな感じで実は噴火しているという仕組みを押さえておくといいでしょう。

という事で、マグマがどういうふうにして噴き出てくるかというのが分かりましたか?このようにして、マグマは実際こっちの方にもいきます。だけど、なんかこの辺の地盤が堅かったんだと思います。もうこれ以上いけない、みたいなポイントがあってマグマだまりとか言ったりもします。ここもマグマだまりと言ったらマグマだまりです。そしてドパーンと噴火します。このマグマが噴火して外出てきます。この外に出てきたのを溶岩と言います。この溶岩がドロドロドロドロ、そして雨が降ってヒューッ冷たい冷たい風が吹いて、カチンッて冷え固まって出来ます。そう、元々は石ころだったから、それがドロドロに溶けちゃって、そして急に冷え固まって出来たんです。だから固まって出来たやつです。これ火山岩と言います。

じゃあ深成岩は何ですか?ですが、ここにマグマがきますが、もう地盤が固いんです。だけどもうこれ以上いけないからといってここでどんどん溜まってしまいます。そして長年ギュウッギュウッと押されてここで固まって出来る、これが深成岩です。なるほど、という事は深成岩と火山岩に大きな違いがありますよね?ゆっくりゆっくり押し固められて出来た岩石深成岩と、結構短い期間で冷え固まって出来た岩石には違いがあります。例えば安山岩なんていうのは、一瞬で固まったようなものです。なので、粒々の結晶がすかすかになっているのが分かりますか?それに対して花こう岩というのは深成岩でギュウッギュウッと押し固められて出来ているからこんなふうに満ち満ちに詰まっていて、こういうのを逗留状組織と言います。そしてこちら側ですが、こっちは班状組織と言ったりします。という事でここを押さえておいて下さい。このようにして深成岩、火山岩の特徴というのがあります。

じゃあ特徴のその2として白っぽい黒っぽいという色味がさっきあったと思います。これはそもそも何かというと、マグマになっているのはガラス成分のものと土っぽい成分のものの2種類で出来ています。二酸化ケイ素と言ったりしますが、単純に言うとガラスです。ガラスって透明で白っぽいでしょ?そして、土です。こいつが混ざっています。という事は、ガラス成分が多い方が白っぽいです。すなわちこっちの花こう岩やりゅうもん岩というのは、ガラス成分が多い。それに対してはんれい岩、玄武岩は土っぽい成分が多いです。このように成分の違いで色味が変わっています。

そして、噴火した時の山の特徴というのもよく出てきます。

昭和新山です。北海道にあるこういう山です。実際に写真とかを見てくれると分かりますが、モコッてしたような火山です。富士山は言わずもがなですね。あとは三原山とか、ハワイとかにあるキラウエア火山とか今度はもう丘みたいになっています。これなんの違いがあるかというと、マグマの粘り気が違います。マグマの粘り気は小さいって書いてあります。だからこっち側はさらさらマグマなんです。噴火した時にシャバシャバカレーみたいに、シャバシャバ、シャバシャバみたいな感じです。それに対してこっち側は粘り気が大きい、ドロドロしています。だからドッパーンとなって噴火が激しいです。こっちは噴火が激しくないです。ガラス成分と土成分があると言いましたがガラス成分が多い方がどうですか?粘り気は大きい感じしないですか?ガラスはあのガラス細工を作っているのを見た事ありますか?ネバネバのガラスを溶かしてフーッって瓶作ったりするのを見た事あるかな?なので、ガラスは溶かすとドロドロしています。だから、昭和新山をよく見てみるとちょっと山が白っぽいです。石ころがガラス成分が多いせいで、こっち側の石ころが多くて白っぽいです。

それに対してこっち側のさらさらの方は粘り気が少ないって事でガラス成分が少ない、ただの泥水みたいなのが流れているみたいな意味イメージで、こっち側は黒っぽい岩石で出来ているみたいな特徴があります。駆け足で言ってきたけどなんとなく掴めましたか?このようにして、ただ闇雲に暗記するんじゃなくて、なるほど、こういう仕組みかというのをある程度理解しておくと記憶する時に楽になります。

最後に、カルデラについて紹介しておきます。これが何かというと、噴火が激し過ぎて穴が開いたという話です。どうやってマグマが噴火するかというと、地面からボコボコボコボコって炭酸ガスを振ったような状態です。そして柔らかい所から出てきます。あまりにもボンッといき過ぎて、山のてっぺんなくなっちゃったみたいなノリです。もちろん地盤がちょっと沈降したとか色々あります。なので、噴火が激し過ぎてここの部分が空いちゃってポカッとこういうふうに山のてっぺんが穴開いたような状態になります。ここに水が溜まってカルデラ湖と言って湖になっているような場所もいくつかあります。有名なのが阿蘇山とか、あとは北海道にある洞爺湖とかあのへんの所は有名な所なので写真とかで確認しておくといいでしょう。

という事で、暗記する事いっぱいでございます。皆さんちょっと推しの石なんかを見付けて記憶していくといいと思います。

前の記事

【理科のコツ】地層

次の記事

【理科のコツ】地震