【理科のコツ】地層

今回は地層について学習していきます。ご馳走の話じゃないですよ(笑)ここのジャンルというのは覚えなきゃいけないキーワードがいっぱいあります。

しかも、こういう柱層図を見た事ありますか?地層がどういうふうに積み重なっているのか、みたいなちょっと頭を使って考えなきゃいけない思考の問題もあって凄く大変なジャンルです。ポイントがいっぱいあるので駆け足ですがキーワードを1個1個チェックしていきましょう。

まずは、この地面が積もっていくというのは大体想像出来ると思います。その時にボーリング調査というのがあります。聞いた事ありますか?もちろん玉を転がす話じゃないです。地面に穴を空けるんです。どうやるのかというと、パフェを食べに行く事を想像して下さい。パフェを食べに行ってストローをパフェにズボボボッと刺します。そしてスポン!と抜きます。パフェにストローをぶっ刺したら下にコーンフレークがあってこの辺に白玉団子があってみたいな、この辺にスポンジケーキとチョコレートがあって、こっち側にホイップクリームがあってみたいにこういうふうに層になっていきます。こういうようなストローをぶっ刺して、いわゆる地面の所にぶっ刺して地面のこういう層をチェックするのをボーリング調査と言って、こういった図の事を柱状図と言います。

これを読み取る問題というのが結構大変です。どうやって読み取るのかというのは塾に来てからみたいなノリです(笑)

その時に絶対押さえておいて欲しいのが、古い地層が下にあるっていうのは分かると思います。実際パフェとか作る時に、最初にコーンフレーク入れると思います。まずコーンフレークを入れて、そしてかさ増しの為にスポンジを入れます。そしてチョコレートをビーッて入れて、チョコレートだけだと飽きられるからイチゴソースを入れて、ここにアイスを入れてバナナを乗っけてホイップクリームみたいに下から順々に入れてくよね?だから地面も一緒で、下から順々に積もっていきます。だから下の方が古い、上の方が新しいです。この感覚は大丈夫でしょうか?

じゃあなんで場所場所によってズレるのか、という所です。それは川が砂を運んでいるんです。川からサーッて流していった時に、粒のちっちゃいやつをなんて言っていたか知っていますか?泥と言っていました。泥は粒がちっちゃいからめっちゃ遠くまで飛ばされます。そして、直径2ミリ以下の砂、泥よりちょっと大きいこれはここです。れき、ジャリジャリの小石ぐらいのものは重いので手前というように、粒の大きさによって遠くに飛ばされ方が違います。じゃあ大体一緒になるじゃないかと思うと思います。

こういうふうにやって川でワーッていったら泥がシャーッと遠くまで行きます。そして、砂が飛ばされて、れきという重めの粒があんまり飛ばされない、こんな感じです。そして、海があります。けど、ずーっとここにいるじゃないですか、と思うけど、実は地球は動いていて、地殻変動で地面が上がったりもしくは海面が下がったりみたいな事が起こります。海面がウワーッて上がったらどうですか?川がジャーッって流れていきます。そうしたら泥は飛ばされるよね?そして砂が飛ばされて、れきと言ったジャリジャリは手前の方に落っこちちます。そう思ったら、何億年後海が下がるとします。海面がこの辺にきちゃったよ、みたいな感じになります。

こんなような事が起こりまくって、こうやってここにボーリング調査をやったら、あれ?砂、泥、れき、砂みたいなこんな感じの地層が生まれてくるんです。なんとなく流れ掴めましたか?まず地層の積もり方を覚えて下さい。その時に、今さりげなくもちゃんと泥、砂、れきと言っていましたが、そういった粒々の大きさで名前違いましたよね?そいつらがこうやってギュッギュッと押し固められると、石ころになっちゃいます。こういうのを堆積岩と言います。積もって出来た岩石です。だから押し寿司みたいなものです。ギュッとやって出来たものです。実は6個覚えて欲しいものがあります。

れき岩、砂岩、泥岩、泥岩は泥という意味です。そして、凝灰岩、ちょっと漢字が難しいですが、火山灰です。これは火山灰がふわーっと降ってきてギュッとなって出来た灰で出来た石ころです。そして石灰岩です。あともう1個チャートです。このチャートと石灰岩というのは生物の死骸で出来ています。虫とかプランクトンみたいなやつですが、そういったものが死んでギュッと押し固められて出来ています。だからちょっと特徴違ったりしますが、ひとまず押さえて欲しいのがこの6種類です。これが堆積岩です。れき岩、砂岩、泥岩、これは粒の大きさで決まってきます。ここは生物の遺骸とか死骸と呼ばれるやつです。そして火山灰が積もったやつです。こんな感じで6種類の堆積岩をチェックしておきましょう。

さあそしてさっき地面がズズズッと上がったり海面が下がったりとか言っていましたが、実はその現象にも名前が付いています。まずは隆起です。あともう1個は沈降です。隆起沈降、これを覚えて下さい。

隆起はモゴモゴモゴッと出ていく事です。だから皆が布団から出たら、俺は隆起したって思っていてくれてもいいです。沈降は沈む事です。穴にズボッとはまったら沈降です。沈降は下がる隆起は上がる、これを覚えておいて下さい。これが起こると何が起きるかというと、一応有名なのは河岸段丘とか海岸段丘と言って、河原とか海岸では隆起した事が原因でこんな感じでポコッポコッてなります。なんか河原に遊びに行くとこんなふうになっていないですか?あれを河岸段丘と言います。

他にも沈降、地面がズズッと下がる事によって何が起こるかというと、リアス式海岸が出来るんです。色んな理由はもちろんありますが、よくテストに出てくるポイントで言うとこういった所が狙われるからこんなキーワードもチェックしておくといいでしょう。そして、地面はさっき地層でこんなふうに積もると言いました。ミルフィーユというかパフェというかこんなイメージをもっておいて下さい。ボンボンボンと積もっていきます。これが地面をグググッて地球は押したりしているから、そのせいでグニャッて曲がるようなしゅう曲という現象が起こったり、あまりにもグッと押し過ぎてバキッって折れる事もあります。押すパターンと引っ張るパターンがあります。そのせいで、こういう千切れた地面の事を断層と言います。今言った、押したり引っ張ったりする事によってちょっと千切れ方が違います。それで正断層逆断層と言っていたりもするので、細かいテキストとか皆が持っている参考書にはもしかしたら書いてあるかも知れません。だから、断層というのはシンプルに、引き千切れる事です。地面が引き千切れると言うと変ですね。ズレる事です。

そして最後、化石について見ていきましょう。見た事ありますか?三葉虫の化石とか水族館に行ったら売ってないですか?そう、いっぱいいるんです。大体生き物系です。そういうのが死んで地面の中にギュッと固められて出来た化石です。

実は化石には2種類あって、示相化石示準化石があります。これは何が違うのかというと、化石は化石でも当時の環境が分かる化石の事示相化石と言って、化石をみたらこれいつの時代というように、時代が特定出来るような化石の事を示準化石と言います。ちょっと言葉が難しいですね。だけど考えてみて下さい。アンモナイトは今生きてないんです。例えばマンモスとか今いないです。だから、マンモスの化石があるという事はこの辺の時代の地層なんだな、と地層から発見されます。だからここの地層は何億年前の地層だというのは、この示準化石みつける事によって分かります。だからもししゅん吉先生の化石を皆さん見つけたら、あっ、これは令和の時代の化石なんだって思って下さい。皆もその頃には生きてないかも知れないですけどね。ノリはそういう事です。

だから三葉虫とかっていうのは、この古生代というような時代に生きていた生き物ですから、こいつの化石が見つかるという事は古生代のもう6億年とか5億年前の地層の話をしているんだな、というのが限定出来ます。あと他にもさっき言った示相化石についてですが、これは環境が分かると言いました。だからシジミの化石が出てきたら、シジミは今もありますよね?あれって実は海水じゃなくて淡水に生きているんです。だから、この辺は湖だったのかな?とかっていうのが想像出来るし、ホタテやサンゴなんて出てきた場合、サンゴは暖かい海にいる生き物だからこの辺の場所は昔は暖かい海だったんだなとかになります。もししゅん吉先生の化石が出てきたら、ここは昔しゅん吉クエストという塾があったんだなっていうのが分かります。だからしゅんちゃんの化石を見つけたらもう示相化石と示準化石の両方兼ね備えているという素晴らしい事です。
素晴らしいかどうかは分かりませんが、言っている事は分かりますか?

このようにしてキーワードを覚えればいいんじゃなくて、そのキーワードからこういう事を推察していくっていう問題に発展していく内容です。結構大変なジャンルなので、時間を掛けて皆復習して頑張って下さい。