【理科のコツ】もののもえ方
もののもえ方
今回は「もののもえ方」について話していきます。ものを燃やした事はありますか?
火の取り扱いは本当に気を付けて欲しいですが、よく理科の問題では割り箸とかの木材だったりダンボールであったりろうそく問題がめちゃくちゃ出てきます。
ろうって固体部分に火を付けても全然燃えないです。固体がドロドロに溶けた液体が、芯を遡ってボーっと燃えています。実はこの火の名前とかも色々あります。ちょっと今ここでは全部ろうそくの話ばっかりになっちゃうから言わないです。
今回絶対抑えて欲しいポイントがここです。
【炭素と酸素が燃えて、二酸化炭素】【水素と酸素が燃えて、水】
ちょっと難しいです。何を言っているのかと思うと思います。
こういう割り箸とかのものは実は炭素という物質と水素という物質が混じっていたりします。
こういったものを有機物と言ったりします。聞いた事ありますか?木とかの生き物系になります。
この有機物、ここではものとします。実は炭素は元素記号でCと書きます。
水素はHというこういったレゴブロックが混じっています。
これを燃やします。燃やすというのがどういう事か知っていますか?
簡単に言うと、燃やすというのは空気中の酸素と合体させる事です。
空気は実は目に見えないけどここにあります。仰いだりすると風がくると思います。
窒素という粒々と、酸素という粒々がいっぱいあります。
他にもアルゴンとか二酸化炭素というのがあったりします。そういったちっちゃい粒々くんの酸素が約20%入っています。窒素は80%ぐらいで酸素20%ぐらいです。残りはあと1%ないぐらいです。
という事で、ここの有機物ボーっと燃やすのがどういう事かというと
この酸素とくっつける事です。
酸素はちなみにO2と化学式で書きます。あえて中高レベルで喋ります。
そうするとどうなるのかというと、炭素くんの混ざったものと酸素くんを合体させているから
炭素と酸素を合体させて燃やすとそのエネルギーで、CO2という二酸化炭素になります。
聞いた事ありますか?
そしてHというのも有機物には入っているから
この水素くんと酸素くんが燃えて合体すると、H2Oになります。
Hが2個以上入っています。
Hが2個とOが一個でこんな感じで水が出来ます。水はH2Oです。
このようにして、燃やした時にこういったものが発生します。
発生したグラム数から何グラム燃やしたか、みたいなこういった問題にどんどん発展していきます。
だから数学的なグラフを読み取る能力も必要だし、ここまで科学的な知識を要する訳ではないですが、知っておくとこういう割合でくっ付いているからと計算しやすくなったりします。
有機物があるんだったら、無機物もあるんじゃないですか?となりますが、その通りです。
無機物がなにかというと、簡単に言うと金属です。
鉄は元素記号で書くとFeになって炭素が入っていません。
だから鉄を燃やしても二酸化炭素は発生しません。
鉄くんはもちろん熱する前は磁石とかにくっ付いたり電気通したりするのは当然ですよね?
だけど鉄を燃やして酸素くんをくっ付けると、酸化鉄という錆びたものになります。
FeOと言います。他にもFe2O3とか色々あるからちょっと今ここは割愛します。
こういう酸化鉄という別物になります。だから電気を通さなくなります。
電気を通すという金属的な性質はなくなります。銅も一緒です。
綺麗な銅線を見た事があると思いますが、もちろん電流を通します。
赤褐色でちょっと茶褐色っぽくなっていると思います。
あれを加熱すると黒こげになります。そして、なんと電流を通しません。
要は、別物質になっているという事です。
こういった金属というのを燃やすと、全くの別物になります。
酸化銅とか酸化鉄というネーミング的には鉄、銅という漢字が入っているけど
全然金属としての性質を示さなくなる全くの別物質が出来たりします。
だからこのように、物を燃やす事によって物質が変化するという事で
同じものを取り扱っているのではなくなります。
消しゴムとお好み焼きを合体させたらキリンが出来た、全然ちゃうやん!という
これぐらい全然違うものになっているという、この化学変化の認識というのをもって勉強していくともの凄いいいんじゃないかと思います。
という事でくれぐれも乾燥しているこういうシーズンは火のもとには気を付けるようにして下さい。
違う違う、火事の予防を訴えるんじゃなかった(;・∀・)
こういったものの燃え方の勉強は大変なので頑張って下さい!