【理科のコツ】水溶液のこさ

水溶液のこさ

今回は水溶液のこさ、質量パーセント濃度について話していきます。
この水溶液のこさ問題というのは凄くよく出てきます。
算数の先生に聞いて下さい。以上です。

(笑)
という事で、算数でもこんなこさ問題をやった事があると思います。
これはもう理科の先生のジャンルじゃないです。
170グラムの水に砂糖30グラム溶かして、こさ何%ですか?
……もう、算数の先生に聞いて下さい。

 

前の動画で絶対覚えて欲しいキーワードを言いました。
今回初めて見るという人は絶対にこれを覚えて下さい。
「溶質」「溶媒」「溶液」です。溶媒というのは液体です。
この液体に溶質という物質を溶かして出来た、混ぜ合わった液体の事を溶液と言います。
小中学生ではほとんど溶媒は水を使う事が多いです。溶媒と言ったら水だと思っていいです。
なので、出来上がった溶液の事は水溶液と言います。
もちろん高校化学とかだとエタノールというアルコールをしゅっしゅするあの液体に溶かしたりもするので、エタノール溶液という問題も全然出てきます。
だけどほとんどが水溶液で遊ぶので、水に物質を溶かして出来上がった液体になります。
これは溶質をいっぱい入れれば入れるほど濃くなるというのは何となく想像出来ると思います。
こさの表現方法は色々あります。例えば顔で表現するというのもありだと思います。
この液体どれぐらい濃いですか?と言われて、ちょっと飲んでみます。「うわ、しょっぱい」というのもありです。今こう言ったけど、堅苦しいおっさんにすいませんこれ濃さをちょっと測って下さいと言ってしょっぱいですねと言われてもどれくらいしょっぱいか分からないです。
だから、人によって凄いしょっぱいと言う人もいれば、うーんみたいな人もいて、顔でこさを表現するというのはナンセンスです。
もう混ざっているものが何グラム混ざっているかは知らないってなります。
じゃあどうやって表現しようか、といった時にこちらを使います。


水溶液の重さ分の溶けているものの重さです。
こう書くとちょっとダサいので、水溶液の重さの事をテキストによっては水溶液の質量という書き方をしていたりもします。難しいですね。
そして溶けているものというのは溶質の事です。
だから溶質の重さとか溶質の質量という書かれ方がテキストによってはしています。
何がややこしいかというと、ここです
水の重さ足す溶けているものの重さ分の溶けているものの重さです。分かりづらくないですか?
水の重さというのは溶媒の事です。そして、溶けているものというのは溶質です。
だから結果としては、溶質と溶媒を合わせた溶液という事です。
こんな感じで、テキストには公式が2パターンとか色々書いてきますが、言っている事は一緒です。
全体の液体のグラム数のうち何グラムの溶質、物質が溶けているかという割合です。全校生徒のうち男子何人?というのと一緒です。全部の水溶液中何グラムの塩が溶けているの?という話です。
という事で、そうしたらこの問題余裕だと思います。
全体いくつですか?170の水です。
170の水に30のものを溶かすから、合体したら全体は200グラムです。
200グラムのうち何グラムが溶質かというと、30グラム溶かしています。これだけです。
これ気付きましたか?そう、絶対分母の方が大きくなります。
分母は下の数字です。だから少数点になります。
小数苦手という人いっぱいいると思います。
少数が苦手という人がいっぱいいるから、じゃあ100掛けておけとなります。
そうすれば絶対正数になるから、と皆さん優しく100掛けてくれました。
これがパーセントという表現方法です。
という事で、約分出来るので、30分の2は15という事で、答えは15%と求める事が出来ます。
という事で、算数の先生に聞いてみましたか?
理科で押さえて欲しいのは、この溶質、溶媒、溶液というキーワードになります。
問題文や実験とか色んな問題も凄い長いので、その中から何を求めなきゃいけないのか読み取って考えていく事が大事になっていきます。たくさんの問題を解いて練習頑張って下さい!

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