【理科のコツ】水よう液と金属
今回は水溶液と金属について話していきます。水溶液に金属を突っ込んだらどんな反応が起こるのか、というものをまとめた表になっています。こんなポイントとか見た事ありますか?もうシンプルに暗記一色です。これを説明しだしたら化学の知識が高校レベル大学レベルになっちゃいます。
例えば、アルミという金属があります。あれをこういう塩酸の中に突っ込むと、シュワシュワって水素が発生します。何故ですか?と言われても、そういう金属なので覚えて、としか言いようがないです。だけどちょっとアルミは割と特殊で、水酸化ナトリウムというアルカリ性の水溶液にも溶けたりします。そして、水酸化ナトリウム水溶液に加えて出来た白い粉はどんな性質があるかです。ちなみにこいつの名前はテトラヒドロキシドアルミン酸イオンです。そんな事知らない、という話ですよね。だからもう皆はこういった表やポイントになっているものを覚えて下さい。
だけどそんな中でも一つコツがあって、皆に教えたい魔法のキーワードが【金属に酸ぶっかけたら水素発生】です。金属に塩酸とか硫酸とかの酸、危ない液体をバシャッとかけたら水素が発生します。だけど金銀銅は錆びません。だから基本的には銅とか銀とか金とかは錆びない金属で、それ以外の金属は割と錆びやすい金属というイメージをもっておくだけでも結構暗記の助けになると思います。他にも水溶液は酸性、アルカリ性のそういう液体以外にも、食塩水とか炭酸水とか石灰水やアンモニア水というものに入れたらどうなるか、という問題にも発展していきます。
だけど、これを見て下さい。
食塩水に入れても溶けない、溶けない、溶けない、となっています。食塩水に金属を入れて溶けるのを見た事ないですよね?時間を掛ければいつかは溶けるかも知れないですが、それは置いておきます。なので、石灰水とかもこれ溶けない溶けない三昧だからむしろ見る必要すらなかったですね。
じゃあ金銀銅を溶かしたいんですけどというあなたはこの液体を作るといいです。王水という液体です。濃硝酸と濃塩酸という液体ですが、それを1対3の割合で混ぜ合わせた凄い危ない酸です。これを王水と言います。そいつに金とかプラチナを入れたら溶けます。さすがにこれは危ない液体なので金とかを解かせますが、基本的には金銀銅は錆びないと思っておきましょう。
なので、色んな性質や、出てきた水素をどうやって捕集していくかという問題にも発展していくので、自分たちで色々資料集とかの写真を見ながらこんなふうに溶けていくんだとか、こういう色の水溶液になるんだとかそんなのを見ておくと覚えやすいかなと思います。皆さん、暗記頑張って下さい!