【理科のコツ】流れる水のはたらき

今回は流れる水のはたらきという事で、自然現象について見ていこうと思います。まずは皆さん、砂とかの種類を知っていますか?

粘土、砂、小石と書いていますが、テキストによっては少し難しい言葉を使っています。粘土砂みたいな感じの事をと言います。これが一番きめ細かい粒々のやつです。小石の事をれきと言います。れき岩と言ったりします。瓦れきとか聞いた事ないですか?要はじゃりです。ちなみに、直径が2ミリを超えていくとれきです。そして、2ミリより小さいと砂と言います。1ミリの16分の1ミリぐらいになってくると泥と言われるようになってきます。こんなのは中学レベルになってくるので、なんとなく知っておいても損はないかなと思います。まずはこの石の種類、粒々の大きさによって名前が変わっているので覚えて下さい。

こういった特徴を受けます。これを覚えましょう。

【削る】【運ぶ】【積もらせる】です。今回は流れる水という事で、雨が降りましたとか、川が氾濫しましたというような水が流れる事によってこういった砂くんたちがこんなような影響を受けるんだという事を知って下さい。水が流れる所為で、ザパッとなってせっかく溜まっていた砂が崩れ落ちたりしますよね?砂場で凄いかっこいい砂のお城作ったのに誰かがバケツで水をジャーッてやったら削られます。こういうのをちょっと難しい言葉で侵食と言います。逆にいうと水をザパッて流されると、砂がドサッと運ばれます。運ばれる、運搬というはたらきです。そして、そこに積もる、堆積していくという堆積です。侵食、運搬、堆積のこの三つのはたらきがあるから押さえておいて下さい。特徴はこんな感じです。


という事で、ここからは皆さんご家庭にこういった実験装置あると思います。なかったら作ってみて下さい(笑)例えば、釣りする人いますか?結構俺の授業ではフィッシャーマンを優遇していますが、是非釣りをして欲しいです。

ここにこういう模型を作っています。どういう模型と思うかも知れませんが、砂で急な坂道です。そして徐々に緩やかな坂道にしています。高いところからホースで水を流します。そうすると、急な坂道だから結構勢いよく水流れないですか?勢いよく水が流れるから、めちゃくちゃ溝を削られます。だから、深く削られます。釣りをする人じゃ分かりますよね?山の方に釣りに行くと結構川が深くないですか?絶対河口よりも上流の方が水深深いんです。山の川って結構危ないです。石ころもでっかいです。だからでっかい石ころがゴロンゴロンゴロンゴロンといって削られて徐々にちっちゃくなっていきます。

そして、このカーブの所を見て下さい。皆さん河原でバーベキューとかした事ありますか?ない場合はお父さんお母さんに頼んで下さい。「僕は、理科の勉強をする為にバーベキューに連れて行ってくれ!」と言ってねもうそれで勉強になります。バーベキューで肉ばっかり食っていたらダメです。何を注目して欲しいかというと、ここです。

川の水が流れてくるから、外側が一番ガリガリガリガリガリってあたりますよね。遠心力と呼ばれる力の影響で外側の部分がガリガリガリガリって削られます。すなわち、外側の方が流れが速いです。内側の方はシャーって基本的に水の流れに沿って行きます。だからこちらの内側の方が流れが緩いです。実際この辺の所でキャンプとかしていると分かると思います。絶対外側に行くと結構こっちの方が深くなっています。流れが速いです。流れが速いという事は、深く削られるというやつです。

こういった特徴があるんだ、という所も押さえておきましょう。釣りしている人は何となく分かると思います。

そして、最後に緩やかな坂に行くと徐々に徐々にこんな感じで坂の終わりの所で泥やおがくずが溜まると書いてあります。何でかというと、流れが緩やかになるからです。実際こんな所で三角州なんて社会とかでもやりましたか?そういうのが出来たりします。ちょっとリアルな話でいうと、科学の現象で海の海水とかにはイオンが含まれているので、その所為で泥がどんどん沈殿していきます。基本的にはこの辺は流れが緩やかになるので、流れが速かったらサーッて流されるけど流れが緩やかだから重力によって徐々におがくずや泥が沈澱していく、溜まっていくという現象です。何となく言われたらそりゃそうでしょ?と思うでしょ?そうです、ずっと当たり前の話をしているんです。

こういった当たり前の部分の特徴というのをただ闇雲に暗記するんじゃなくて、そりゃそうだよね、とか実際そうやってキャンプ行った釣り行ったとかっていうふうに自然で遊んでみる事によってこんなふうになっているよね、というのを直感的に理解出来るといいと思います。という事で、皆さんお父さんお母さんに頼んでバーベキューに連れていってもらって勉強するようにして下さい(笑)