【理科のコツ】天気の観測

今回は天気の観測、いわゆる天気の基本用語系のチェックをしていこうかなと思います。
という事で、皆さんこいつが何だか知っていますか?


これ何ですかね?
俺の家ではないです。俺の家はこんなんではないです。
これを百葉箱と言います。
この百葉箱の中には何が入っているでしょうか?
夢や希望は入っておりません。
なんと、気温と湿度が分かる仕組みが入っているんです。
中にさりげなく温度計が書いてあるのが見えますかね?
ちなみにこれ1.2から1.5メートルぐらいの高さで、風通しのいい場所とよく言われます。
要は、気温って地面にくっつけて温度を計っても地面の熱も一緒に計っちゃっているから
風通しのいい大体このぐらいの高さがうちらの感じている気温になるよね、
という事で大体こういう設定です。
一応この百葉箱の中に、これが入っています。

かん球としつ球の温度計というやつです。
百均でも売っているような温度計2本です。
同じ温度計何ですか?と思うと思いますが、そうです。
しつ球温度計と書いてあるけど、所詮温度計です。
だけどちょっと違うのが、下の部分に布を巻いて水がくっついています。
ここが濡らされています。何て事すんねん、と思うよね?
実際にここの部分が水でちょっと濡らされている状態だから、少し温度が下がります。
ちなみに何で温度が下がるかというと、水が蒸発する時、水から水蒸気に
液体から気体に変身する時に、周りからエネルギーを吸収します。
だから、湿った水が蒸発して水蒸気になる時に熱を奪うから絶対しつ球の方が温度が下がります。
なるほど(。-`ω-)
という事で、かん球としつ球のその示度の差という所と、実際のかん球の温度で測定します。
例えばこの図だったら12℃を示しています。これ12℃だけど2℃分差があります。
だから、12℃で2℃分の差があるから76というこの表を見て、
今の湿度、湿り気具合というのは76%だ、と判断する事が出来る一覧表です。便利ですね。
実は乾燥しいてれば乾燥しているほど水は蒸発していきます。
だからギャンギャンに水蒸気になっていくから、ギャンギャンに熱を奪って温度が下がります。
差がなければ湿度100%といって蒸発していない状態です。
だけど、どんどんどんどん温度に差が出てくると、結構乾燥しているという事です。
水が蒸発しやすいという、そういった特徴から作られているものです。
もちろん今は結構有能な機械とかいっぱいあります。
だけど、これが一番分かりやすいというやつです。


他にもこれ見た事ありますか?
十六方位と言って、基本的に東西南北と四つの方位で言っていますが、
北と西のこの間がどっち?と昔喧嘩になったんです。
あっちは北だよ、いや西だよ、といって、じゃあ北西と言おうという感じです。
北、南の方がちょっと権力が強いので、北西です。
西北という言い方はしません。
じゃあ、この北西と北の間どっちなんだよ。ここ北西じゃないの?
ちょっと北に寄っているから北じゃないのか、とまた喧嘩になりました。
分かった分かったと、呼び名を付けるから、という事で北西と北の間だから
北と北西の間で、北の方が権力が強いので、北北西という言い方です。
北西北じゃないです。北北西です。
芋食べたらホクホクせい(^O^)/というやつです。覚えやすいですね。
覚え方は適当でいいですが(笑)いずれにしても方角を細かく分けたという事です。
東西南北だけではなく、しかも北西、南東、北東、南西だけでなく、もっと細かく分けたやつです。
だから、北西と西の間だから、これは西の方が権力強いです。
すいません。それはそうです。
北西みたいな中途半端が権力をもってはいけません。
だから、西が先にきた、西北西という言い方です。
北西西じゃないです。西北西です。
こんな感じで呼び名のルールを掴んでくれるいいと思います。
ここで迷うという事はあんまりないかなとは思います。
だけど意外とやっぱり漢字のミスとかが私が塾をやっていて思う所なので
しっかりこういったキーワードとか覚えて下さい。
あと絶対皆が勘違いしちゃうのが、風向きです。


南東の風というと、南東に向かって吹く風と勘違いしちゃっている人がいます。
違うからね。その間違った情報で覚えて帰らないで下さい。
南東の風というのは、南東から吹いてくるという意味です。
風見鶏といって、紙ペラをヒューッってやった時に、フーッってやったら
ヒューッてならないですか?だから、ヒューッてなるよね!?(笑)(伝われ)
「先生、北西の方になびいてるからこれ北西の風というじゃない?」
違います。
これは南東側から吹いてきている風だから、南東の風という言い方をします。
分かりますか?
湘南の方から吹いてきたら湘南の風です。分かるでしょ?
南東から吹いてきているから南東の風です。
北西に向かってひらひらいっていますよ、とかそういうのじゃないです。
結構混乱している所なので、正確に押さえて欲しいです。
他にも風速の計算とかメートル毎秒を使うので、基本的には速さの計算で色々問題を解いたりとか
そういうのもあったりするので、まずは基本的な用語というのを知っていかないといけません。
では最後に皆さん問題です。
今空を見てみたよ。
そしたら、雲がもくもくもくもく…大体50%分ぐらい雲があります。
さあ、天気は晴れでしょうか?それとも快晴でしょうか?
快晴、晴れ、それとも曇り。
空は半分ぐらい雲で覆います。見た時の半分が雲です。
さあ、今ぱっと空を見上げた時に50%が雲になっていた、さあ天気はなんでしょう。
快晴、晴れ、曇り、雨、なんだと思いますか?
雨は違います。快晴じゃなさそうですね。
正解は、晴れです。


ちなみに晴れのお天気記号はこんなやつです。


曇りはこっちです。二重丸みたいなやつです。


快晴は何もないってやつです。
こういう天気用図記号みたいなのもあったりします。
凄くないですか?50%も雲で覆っているのに、晴れ扱いになるんです。
何でかというと、ぱって天気見た時に、雲が0から1割ぐらいだったら快晴と言います。
だから、ちょびっと雲があるぐらいだったら快晴です。
だけど、2から8割だったら、8割だよ、凄くないですか?
もうほぼ雲で覆っているけど、これは晴れです。
じゃあ曇りは?というと、90です。もうほぼ曇り。
何でですか?じゃなくて、もうルールとして決まっています。
こういった部分というのをしっかりインプットしていかないと問題を解いてくのが
大変になってくるので、最初はあんまり面白くないかも知れませんが、色んな所に興味のアンテナを張って勉強頑張っていくようにして下さい。ファイト☆

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