【理科のコツ】血液の循環
今回は血液の循環、血について話していきます。
うちらの体の中は実はこうなっています。
心臓の血管系の所だけ書いています。
見た事ありますか?心臓はこうなっています。
まず心臓で覚えて欲しいキーワードがあります。
これを知っていますか?
右心房 右心室 左心房 左心室というやつです。
この「房」という漢字をどこかで見た事ないですか?
厨房とかで見た事ありますか?
そうです。厨房の「房」です。
だからこの房という場所は、この狭い所(赤)の事を房と言っています。
部屋、室というのは広い方(青)だから、こっちが広いから室です。
なんとなく分かりますか?
広い方が部屋で、こっちは厨房です。
厨房がメインっておかしいですもんね。
そして、左側にあるから左心房、右側にあるから右心房と言って、
心臓を正面からみたらこんな感じです。
まずここのキーワードはしっかり押さえて下さい。
今回は循環というだけあって、血がどう巡っているのかというのをささっと
チェックしていこうと思います。
我々と一緒に今から血液となって体を巡っていきましょう。
どこスタートがいいですか?
やっぱり心臓からいきますか?
左心房からいきます。今、左心房に血がいます。
そしたら、まず左心室にいきます。
そして全身に送り出されていきます。
左心室に来て全身にいきます。
そうしたらどうしますか?君たちは脳みその方にいきますか?
じゃあ俺は肝臓の方にいきますね。
私は腎臓がいいです、という人はそっち側にもいって下さい。
私は足にいくわ、という人はいって下さい。好きに回って来て下さい。
そうすると、なんか色変わっている部分があります。
これはあとで解説します。
ここから汚い血になります。
皆さんはここまで歩いて来てもう疲れ果てたんです。
こんな感じの血が心臓に戻ろうと言ってここに来ます。
今度は右心房に戻ってきます。
あっちから戻ってくるやつもいれば、こっちから戻ってくるやつもいます。
脳みそから戻ってきたやつとか、お疲れさんです、と言って皆ここで合流します。
そして右心室に入っていって、また心臓のドクンッというのでプシュッと送り出されます。
送り出されてどこにいくのかというと、肺です。
ここの肺の場所で二酸化炭素と酸素というガスを交換しています。
肺胞という場所があって、そこに毛細血管がいっぱいくっ付いています。
要は、青色で書いているのは二酸化炭素まみれの血です。
こういうのを静脈と言います。
静脈血です。脈というと血管の名前になってしまいます。
そして、赤色で書いていたここですが、要は肺で酸素を取り入れるから酸素が来たとなって
二酸化炭素をどうぞ持っていって下さいとなって、酸素を取り入れます。
そして酸素がここに来て、この酸素いっぱいの血が左心房、左心室と戻ってきます。
一周回りました。この酸素もりもりの血、というのが動脈血と呼ばれる血です。
酸素いっぱいの血か二酸化炭素いっぱいの血か、という違いです。
要は、体の色んな部分でこうやって酸素というのを消費してエネルギーにしています。
呼吸はエネルギーを作り出す化学反応です。
酸素を使ってエネルギーを作って、いらないといって二酸化炭素を捨てています。
その二酸化炭素まみれの血がここから流れて、右心房、右心室と戻ってきます。
という事で、心臓はドックンドックンといってポンプの役割をしていて、こいつが動くお陰で血液がギュインッと流れている訳です。これは何となく知っているかな?
ややこしいのは血管の名前と血液の名前です。
大丈夫ですか?ここは凄いややこしい所です。
よ~~~く聞いていて下さい。
心臓から血が出ていく血管を動脈と言います。
覚えましたか?
心臓から出ていく血管が動脈です。
心臓に戻ってくる血が入っている血管の事を静脈と言います。
覚えましたか?同じようなキーワードですよね。
だから、心臓から出ていくこの血管、この血管の事を動脈と言います。
特に体全体の方に行っているので大動脈と言っています。
そして戻ってくるやつです。
こうやって心臓に血液が戻ってきます。
ここの血管の事を、大静脈と言います。
血管の名前です。
だから、大動脈には動脈血という酸素もりもりの血が入っていて、
大静脈には二酸化炭素もりもりの汚い血が入っているんです。
ここまではいいですか?
ここですが、心臓の右心室からビュインッって肺にいかないですか?
この心臓から出ていく肺に向かっているこれです。
これの事を肺動脈と言います。
だって心臓から出ていく血管ですもんね。
だけど、肺動脈には静脈血という汚い血が流れていませんか?
血管名と血液名が逆になるんです。
肺動脈の血管に静脈血が流れます。
動脈に静脈血が流れます。
ここがややこしいです。聞いていて混乱しましたか?
だからテストに出します。
こういう血液の名前、血管の名前が凄く似ている所は混乱します。
そういうので大人たちは君たちを引っ掛けようとしてきます。
ここ騙されないようにして下さい。
という事で、肺動脈には静脈血が流れ、肺静脈には動脈血が流れているという
肺循環と呼ばれる場所は血液と血管が逆になります。
要注意して下さい。
という事で、最後は血液の成分だけささっと紹介して終わります。
皆さんは血を見た事ありますか?
なかったら針でブスッて刺して見てみて下さい。(嘘)
そうしてあげるとあの真っ赤っかの血の正体は赤血球と言って、酸素を運んでくれています。
O2を運んでいる運搬くんです。
そして、実は白血球というのもいます。
こいつは何かというと、ディフェンダー役です。
要は、バイ菌たちを殺してくれて免疫に関わるディフェンダーです。
それに対して血小板。
こいつが何なのかというと、こいつはかさぶたです。
皆見た事あると思います。これはかさぶたです。
血液を固める血液凝固に関わっている成分です。
そして血しょうというのはただの液体成分です。
川だと思って下さい。ごみや栄養分を全部流しています。
いいものも流れていれば悪いものも流れているという、ただの液体です。
という事で、実は涙もこの血しょうがろ過した成分です。
なので、このように血の中にはこういった成分があります。
こういう個体系の成分と、液体系の成分がいるのでしっかり区別しておくといいです。
ちなみに赤血球は1mm×1mm×1mmというこのちっちゃい中に五百万個ぐらいいます。
暇だったら数えてみて下さい( `ー´)ノ(笑)
という事で、覚える事いっぱいの重要な場所なのでいっぱい喋りました。
皆さんもチェックして勉強頑( `ー´)!