【理科のコツ】消化と吸収

今回は消化と吸収について話していきます。さあ皆さん、ご飯食べた事ありますよね?食べてないですか?三大栄養素と呼ばれる、でんぷん、たんぱく質、しぼうというものがあります。でんぷんは炭水化物というやつで、米とかパンとかです。そして、たんぱく質はお肉です。それからしぼうです。しぼうというと油です。ごま油とかです。ごまとかも脂肪の一個です。これさえ食べていれば死にはしません。即ち、米、肉、脂です。チャーハンさえ食べておけば、死にはしないという事を今意味しているんです。もちろん消化を助ける為のお野菜を食べたりとかそういう無機塩類の塩分を取ったりとかも大事です。五大栄養素、七大栄養素とか色々あります。だけど、絶対体に必要なのはこの三大栄養素です。これは絶対に食べて下さい。それを体の中に栄養分として取り込んでいきます。どこで取り込んでいくかというと、小腸という場所です。

ちなみに、こちらです。こういう腸の一部分を切り取って、しかもペラっとめくってみると、こんなひだひだのものがあります。これを柔毛と言います。ここには書いていないですが、柔らかい毛と書いて、柔毛です。これはこんなイボイボってしていますが、何でだと思いますか?こういうお掃除グッズありますよね?マイクロファイバーでホコリ取るようなやつ、あんな感じになっています。なんででしょうか?では選択肢をあげましょう。

①デザイン性を求めて。
②体をグネグネ動かしていたらグチャッってなってたまたまこういう形になってしまった。
③表面積を広げて効率良く栄養素を吸収する為。

さあ、何番だと思いますか?そうです!3番です。

皆賢いですねえどこから栄養素取っていくか分かります?例えばここで栄養素取りましょうといったら、回転寿司のレーンみたいにしたら、めちゃくちゃ表面積が広がって、効率良く栄養素を吸収出来るんです。このように、人間はうまく進化しているんです。

という事で、実はこの腸、小腸というのは第二の脳なんて呼ばれて、栄養素をうまく取り入れないと体が不具合を起こしますよ、というお話です。まず皆に覚えて欲しいのは、このチャーハン食べておけば間違いないと言ったでんぷん たんぱく質 しぼうこれらが消化されると、ブドウ糖 アミノ酸 しぼう酸 グリセリンになります。最近はモノグリセリドというキーワードで教えていたりするから、こっちも覚えておいて下さい。しぼう酸とモノグリセリドと分解されます。こいつが何に分解されるのか、というのはしっかり覚えておいてください。たんぱく質のお肉はアミノ酸に分解されます。ブドウ糖の事をグルコースと言ったりもするから、このキーワードも知っておくといいでしょう。

じゃあここの書いてある図ですが、何の図かというと、体の中外説って聞いた事ありますか?


消化と吸収の流れを説明していきたいと思います。

口から食道にいきます。食道にいったらそのあと胃になります。そして、胃から十二指腸という場所を経由して小腸がグインッて何メートルもあります。そして、大腸となって肛門です。少し汚い図かもしれないですが、想像してみて下さい。私が言った体の中外説というのは、今私たちがミクロのこういうような所飛んでいるものとして、口から入ったとした時に一回も触らずに外に出てこられないですか?トンネルの中は体の中なのか外なのか、という説と一緒です。トンネルになっているでしょ?一本の管になっているんです。

これを消化管と言って、口、食道、胃、小腸、大腸、肛門というこの流れです。口、胃、小腸、大腸、肛門というやつです。十二指腸とちょっと言っていたのが何かというと、実はここにすい臓というものがいるんです。すい臓は凄い大事だから、覚えておいて下さい。すい臓がプシャッって色んな液を掛けてくれて、ここでバラバラになるんです。まず口の中でぱくぱくぱくと、チャーハンを食べますと、なんとでんぷんだけしか分解してくれません。肉とかしぼうは分解しないの?となりますが、そうです。
ただ噛み砕いているだけです。物理的に噛み砕いているだけで分解しません。米だけ分解します。ちなみに、アミラーゼというのがだ液に含まれていて、バラバラにしてくれます。だからアミラーゼの分泌量が少ない人はちょっと太りやすいというデータが出ています。だから結構ご飯食べるけど僕太らないですみたいな、しゅんちゃんそんなに太りにくい体質なんですが、アミラーゼの分泌量が多いとこうやって分解してくれます。口の中に入れておくだけでバラバラバラとなってくれます。それがパクッと飲み込むと胃にきます。この胃にくると、胃液にはペプシンというものがあってたんぱく質のお肉を分解してくれます。だから糖分は分解されないんです。なんかCMとかで言ってないですか?なんか胃じゃないとか言っていませんか?そう、胃では分解してくれないんです。だから、たんぱく質というお肉しかここでは分解しないんです。そしてご飯がそのまま通過していくと、十二指腸の部分です。この部分にくると、すい液とかかん臓から出てくるたんじゅうという液体があります。このたんじゅうと書いている液体です。こういった液体たちがこの辺でバシャッてかかっています。なんと見て下さい、すい臓に関しては、でんぷんも分解してくれるし、たんぱく質も分解してくれるし、しぼうも分解してくれるんです。すい臓くんのお陰で全員バラバラに分解してくれてるんです。

ちなみにたんじゅうは消化液で、ここに一応書いてあるのはしぼうの消化を助けると書いてあります。実はだ液とか胃液とかすい液と呼ばれる液体とはちょっと種類が微妙に違います。さっきアミラーゼとかさりげなくカタカナを言っていませんか?消化酵素と言うんですが、実は酵素じゃないんです。だから同じ矢印を使うとガチ勢の人たちがクレーマーになって、これは消化酵素じゃないですよね、なんで同じ矢印使っているんですか?みたいなやつが出てくるので一応消化の吸収を助けてくれているのよ、というそんな矢印になっています。そしてこのまま小腸に入っていきます。この小腸の中に実はスタンバっている消化液というのがいるんです。こいつのお陰ででんぷんが分解され、またお肉も分解されます。という事で、お肉は3ヶ所で分解され、でんぷんも3ヶ所で分解されてバラバラになってさっき言った柔毛というここから毛細血管の中に取り込まれていくという流れです。しぼうに関してはもうほぼ分解しません。だからたんじゅうのお陰じゃないと中々分解されないというこんな感じです。そしてあとはいらないとなったものが肛門からポインと出ていく訳です。

という事で、この体の中の流れ面白いでしょう?だからよく噛んでごはんを食えと言われるのは、マジで消化が良くなるからです。噛まずに食べないで下さい。いいですか?そんなわんこそば形式でパクパク食べないで、ちゃんとよく噛んでどこで何の栄養分が分解されているのかというのを知っておくと皆の健康にも役立つんじゃないかなと思います。皆さん勉強頑張って下さい!

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