ものの燃え方で落とす→結果から“空気の変化”を説明する型(記述対策)

中学受験理科/化学 テーマ:燃え方の記述を「結果→空気→理由」の順に整理して取りこぼしを防ぐ
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ものの燃え方で落とす原因と改善法|結果から「空気の変化」を説明する流れを身につける

実験の結果は書けるのに、「なぜそうなるか(理由)」になると手が止まる。
びんの中でろうそくが消える/石灰水が白くにごる、といった現象の説明が安定しない。
「酸素が減った」「二酸化炭素が増えた」は言えるのに、文章として点にならない。

多くの場合、つまずきは知識量ではなく、
結果と空気の変化(酸素・二酸化炭素)を結ぶ“説明の順番”が整理されていないことです。
書く順序を決めると、理由の記述が安定し、選択問題でも判断が速くなります。

この記事で分かること

  • 燃え方で止まる場所(観察/空気の変化/理由)の切り分け
  • 記述の流れ:結果→空気の変化→理由(必要語句の置き場)
  • 典型的な誤り(主語不足・語句の順序・“増減”の取り違え)の直し方
  • 家庭で回す練習の流れ(短文→本文→過去問)

まず状況整理|どこで詰まっているか

「ものの燃え方」で点数を落とす場面は、知識不足だけではありません。
多くは説明の流れが崩れて、必要語句があっても点にならない形で起きます。
まず、止まっている地点を切り分けます。

詰まりポイント(自己チェック)

  • 観察:実験の結果(消える/にごる/水位が上がる等)が曖昧
  • 空気の変化:酸素・二酸化炭素の増減が結びつかない
  • 理由:語句(酸素・二酸化炭素・燃焼)を並べるだけで終わる
  • 文章化:主語・因果(〜ので/そのため)が抜けて減点

原因の切り分け(典型パターン3つ)

原因①

結果を先に書けず、理由から入ってしまう

「酸素が減るから…」と始めると、何が起きたのかが曖昧になり、採点側が意図を読み取れません。
記述はまず結果(観察)を置くと、短くても点が入りやすくなります。

原因②

空気の変化(酸素・二酸化炭素)が中継になっていない

燃え方の問題は「空気の変化」を説明できるかが核になります。
ここを飛ばすと、語句は合っていても因果がつながらず減点になりやすいです。

原因③

文章の骨格(主語・因果)が抜けて“語句の羅列”になる

「酸素減少・二酸化炭素増加・燃焼」などを並べるだけで終わると、説明になりません。
主語(何が)と因果(〜ので/そのため)を整えると安定します。

持ち直しの進め方|結果→空気→理由の流れ

燃え方の記述は、長文で説明する必要はありません。
結果→空気の変化→理由の順に、必要語句を置く流れを明確にします。
この流れができると、選択問題でも判断が速くなります。

1

結果(観察)を1行で明確化

まず「何が起きたか」を短く書きます。ここが曖昧だと後ろの説明が点になりません。

結果のテンプレ(例)

  • ろうそくの火が(弱くなり/消え)た。
  • 石灰水が(白くにごっ)た。
  • びんの中の水位が(上がっ)た。
2

空気の変化を2語で整理する(酸素↓/二酸化炭素↑)

次に、燃焼による空気の変化を“短く”書きます。ここが中継地点です。

3

理由を「そのため」でつなぐ(点になる文章)

最後に因果で結びます。主語を立てて「〜ので/そのため」を入れると、語句の羅列が説明文に変わります。

文章の骨格(流れ)

  • (結果)。
  • (空気の変化:酸素↓/二酸化炭素↑)。
  • そのため、(理由:燃えるには酸素が必要/二酸化炭素は燃えにくい)
4

問題文の“指示”に合わせて語句を配置

「理由を答えよ」は、何を書けばよいかが指定されています。
指示語(〜を用いて/〜を含めて)に合わせ、必要語句を流れの中に入れます。

チェック(ここだけ見る)

  • 指定語句(酸素/二酸化炭素/燃焼)が文章内に入っている
  • 因果(〜ので/そのため)が1回入っている
  • 結果が先に書けている
5

最後に「主語」と「何が増減したか」を確認

書き直しを長くすると時間切れになります。最後は主語と増減だけを確認し、手短に修正します。

よくあるミスと修正(誤答例→直し方)

典型ミス

「酸素」「二酸化炭素」を書いたが、因果がない

語句は合っていても、「なぜその結果になるか」が文章になっていないと点が入りにくくなります。
特に「理由を答えよ」では、因果の欠落が減点になりやすいです。

典型ミス

結果より先に理由を書き、何が起きたかが不明

採点は「観察→理由」の順を求めることが多いです。
理由から入ると、何を説明しているのかが曖昧になり、部分点を落としやすくなります。

典型ミス

増減が逆(酸素↑/二酸化炭素↓)になって説明が不整合

焦って書くと増減が入れ替わり、文章全体が崩れます。
とくに複数の結果(消える+にごる等)が同時に問われる問題で起きやすいミスです。

家庭での回し方(週の組み方/チェック)

燃え方の記述は、知識を追加するよりも書く順序を整えて反復した方が点に結びつきやすい分野です。
家庭では「短文→本文→過去問」の順で段階を上げます。

区分 やること チェック(合格基準)
平日(短時間) 1問:結果→酸素↓/二酸化炭素↑→そのため(理由)を30〜60字で書く 因果(〜ので/そのため)が1回入っている
週末(通し) 3〜5問:実験条件が増える問題(複数の結果、対照実験)で流れを崩さずに書く 結果が先/増減が逆にならない
解き直し 取りこぼしを「結果不足」「空気の変化不足」「因果不足」に分類して書き直す 同じ原因によるミスが続かない

燃え方は化学分野の中で「実験→考察」の出題が多いテーマです。全体の地図は
化学分野ページ
から整理できます。悩み記事を挟んで往復すると、復習の優先順位がつきやすくなります。

FAQ(よくある質問)

Q「理由を答えよ」で何を書けばよいか分かりません
まず結果(観察)を1行で書き、その後に空気の変化(酸素↓/二酸化炭素↑)を置きます。
最後に「そのため〜」で理由をつなぐと、短くても説明になります。語句は流れの中に入れる意識で十分です。
Q語句は覚えているのに点になりません
多くは因果(〜ので/そのため)と主語が抜けて、語句の羅列になっています。
因果を1回入れて「結果→空気→理由」の順に並べると、同じ語句でも点になりやすくなります。
Q石灰水がにごる説明がまとまりません
まず「石灰水が白くにごった」を結果として書き、次に「二酸化炭素が増えた」を空気の変化として置きます。
最後に「そのため(二酸化炭素が原因で)にごる」と因果でつなぐと短く整理できます。
Q実験問題の条件整理が苦手です
条件→結果→考察の順で整理できないと、燃え方の説明もばらつきます。
実験問題が読めないときの整理
を先に固めると、記述の流れが作りやすくなります。
Q直前期はどこから優先して直せばいいですか?
まず「結果不足」「空気の変化不足」「因果不足」のどれで落としているかを分類し、
1週間で同じ原因のミスが続かないように回すのが効果的です。
計画の立て方は
直前2週間で点が伸びないときの持ち直し
も参考になります。

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記述の「流れ」から整えたい方へ

ものの燃え方は、知識を増やすよりも「結果→空気→理由」の順を整理した方が得点に直結しやすい分野です。
それでも不安定な場合は、答案を見ながら「どこが欠けているか(結果/空気の変化/因果)」を切り分け、
点になる文章の流れを定着させる個別指導も選択肢になります。