地震・火山が混乱→用語→図→計算/記述の順で整理(失点パターンを固定)

中学受験理科/地学 テーマ:地震・火山が「混ざって混乱する」を処理の順番で止める(悩み起点)
悩み起点
用語→図→計算/記述
失点パターンを一定に
地震・火山

地震と火山は、図・用語・数字が同時に出てきます。
そのため「分かったつもり」でも、問題を解く段階で
どこから処理すべきかが曖昧になり、失点が増えます。

この記事では、地震・火山の問題を
①用語を置く → ②図に変換する → ③計算/記述に落とす
の順にそろえて、混乱を最小化します。

この記事で分かること

  • 「地震・火山が混ざる」詰まり位置のチェック
  • 原因の切り分け(典型パターン3つ)
  • 用語→図→計算/記述の共通の流れ
  • よくあるミスと修正(誤答例→直し方)
  • 家庭での週次ルーティン(短時間で回す)

要点

地震・火山は「暗記量」よりも「処理の順番」で得点が変わります。
用語を先に置いて、図で整理してから計算・記述に進むと安定します。

まず状況整理|どこで詰まっているか

「地震・火山が混乱する」は、次の3つのどれかで止まっています。
まずは、どこで詰まっているかを言語化すると、修正が早くなります。

A:用語が“セット”で出てくると乱れる

  • 震源・震央・P波/S波・初期微動…が同時に出ると混ざる
  • 火山の用語(火成岩、噴出物など)が“場面”と結びつかない
  • 言葉は覚えたが、図やグラフに対応できない

B:図に変換できず、文章のまま処理している

  • 震源からの距離や到達時刻を、図を描かずに追っている
  • 断面図・柱状図・地形図が出ると手が止まる
  • 火山・地震の「起き方」を図にできない

C:計算・記述の“書き方”がなく、設問で戸惑う

  • 距離・速さ・時間のどれを求めるかで戸惑う
  • 記述で「何を根拠に書くか」が曖昧
  • 答えだけ書いて理由が抜ける/逆に説明が散らかる

原因の切り分け(典型パターン3つ)

原因①

用語が“場面”と結びついていない

地震・火山は、用語単体より「どの図・どの実験・どの場面で使うか」が重要です。
場面がはっきりすると、用語が並んでも混線しにくくなります。

原因②

図の「何をどこに書くか」が決まっていない

地震は到達時刻や差(初期微動継続時間など)を図に落とすと一気に整理できます。
ただ、書き込み位置が決まっていないと、図が“飾り”になります。

原因③

計算・記述が「根拠→答え」になっていない

計算は「何を求めるか」を先に確定し、必要な値だけ拾う。
記述は「根拠(図・用語)→答え」の順で短く仕上げる。
ここが曖昧だと、毎回時間がかかります。

地震・火山を“設問処理”に落とすための3点セット
用語
場面で覚える(どの図・どの条件で出るか)
何をどこに書くかをそろえる(条件→書き込み)
計算/記述
根拠→答え(必要な値だけ拾い、短く仕上げる)

持ち直しの流れ(ステップで)

流れ
用語 → 図 → 計算/記述(順番をそろえる)
①用語を置く
場面をはっきり
②図にする
条件→書き込み
③計算/記述
根拠→答え

1

用語は「場面」で置く(単語帳式にしない)

地震・火山は用語が多いですが、覚え方の主役は「意味」より「出方」です。
まず、出題で頻出の“場面”に紐づけます。

地震の場面(例)
  • 地図(地点A・B…)+到達時刻
  • 波形/グラフ(P波→S波の順)
  • 震源・震央・距離の関係(同心円のイメージ)
火山の場面(例)
  • 噴火の様子(噴出物・溶岩・火山灰)
  • 岩石・粒の違い(見分け・特徴)
  • 地形・断面図(火山の形/噴火の跡)
コツ
用語は「図が出たらこの言葉」の順に置くと、混線しにくくなります。

2

条件を図に変換(何をどこに書くかをそろえる)

「混乱」しているときは、条件が文章のまま頭に残っています。
まずは図に書く位置をそろえて、視覚で整理します。

図への書き込み(地震の基本)

  • 地点(A・B…)を置く → そこに到達時刻を書く
  • P波・S波の順番を必ず明記(どちらの話か)
  • 「差(初期微動継続時間など)」は“引き算する矢印”で示す

図への書き込み(火山の基本)

  • 図が地形なのか断面なのかを先に確認
  • 噴出物・溶岩など「何が出ているか」をラベル化
  • 粒の違いが問われるときは「大→小」の軸で整理
注意
図があるのに「見ているだけ」で進むと、結局は文章処理になり混乱が残ります。条件は必ず図に書き込みます。

3

計算・記述は「根拠→答え」で短く仕上げる

図が整ったら、計算と記述は“必要な情報だけ”を拾います。
ここで全情報を使おうとすると、流れが乱れます。

計算の流れ(地震で多い形)
  1. 求めるものを囲む(距離/速さ/時間)
  2. 必要な数値だけ拾う(到達時刻・差 など)
  3. 図の上で「何の差」を使うか確認してから計算
  4. 答えの単位を最後にチェック
記述の流れ(地震・火山共通)
  • 根拠:図(条件)+用語(現象)を1つ示す
  • 答え:設問の聞かれ方に合わせて1文で言い切る
  • 長く書かない(根拠を増やしすぎない)

よくあるミスと修正(誤答例→直し方)

誤答例

用語を暗記したのに、図が出ると答えられない

用語の意味は合っていても、「どの図でその言葉が必要か」がはっきりしていないと、選べません。
特に地震は、到達時刻や差の扱いが図とセットで問われます。

誤答例

図があるのに、文章だけで計算しようとして混乱する

条件が複数あると、文章処理は破綻しやすいです。
まず図に「条件」を書き込み、どの値を使うかを見える化します。

誤答例

記述が長いのに点が取れない(根拠が散らかる)

地震・火山の記述は「説明しよう」とすると長くなりがちです。
しかし採点は、根拠が明確で、答えが設問に合っているかを見ます。

記述の修正(失点を止める)
  • 根拠は1つに絞る(図の条件+用語)
  • 答えは設問の聞き方に合わせて言い切る
  • 「だから」「そのため」でつなぎ、2文以内に収める

家庭での回し方(週の組み立て/チェック)

地震・火山は、短期間で「用語だけ」を詰め込むと、図・計算・記述で乱れます。
家庭では、処理の流れ(用語→図→計算/記述)を守れたかを軸に回します。

区分 やること チェック(合格基準)
平日(7〜10分) 1題だけでよいので、用語→図までで止める。
条件を図に書き込み、「差を取る」「どの値を使う」を見える化する。
図に条件が書き込まれ、使う値が“選べている”状態になっている。
週末(30〜45分) 地震(計算系)1題+火山(記述/選択)1題など、タイプを分けて2題。
記述は「根拠→答え」で2文以内にまとめる。
記述が短く、根拠が図または条件に基づいている(説明の羅列になっていない)。

運用

正解数より「流れが守れたか」を優先します。特に平日は、最後まで解かなくても構いません。
混乱した瞬間に「用語→図」に戻す練習が、直前期の安定につながります。

FAQ(よくある質問)

Q地震と火山、どちらから持ち直すべきですか?
まずは「混乱が大きい方」からで構いません。ただ、地震は図と計算で順番がそろえやすいので、時間がない場合は地震(用語→図→計算)から順番を固めると、他分野にも波及します。
Q用語が多すぎて覚えきれません
用語単体で覚えるより、「場面」でまとめた方が少ない記憶で回ります。地図(地点+到達時刻)、波形(P波→S波)、断面図(噴出物・地形)など、出題形式ごとに用語をセット化してください。
Q図は描いたのに計算で戸惑います
「求めるもの」が曖昧なまま進んでいることが多いです。距離・速さ・時間のどれを求めるかを先に囲み、必要な値だけ拾います。差を取るときは図に矢印で「何−何」を明示すると安定します。
Q記述が書けない/減点されます
記述は「根拠→答え」の順で短く仕上げます。根拠は1つ(図の条件+用語)に絞り、答えは設問の聞き方に合わせて言い切ります。やり方の作り方は
記述の悩み記事
も参照できます。

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